ビジネス変革 入門学習
変革の方法論・経営戦略とデジタル戦略・ビジネスモデル・サービス管理・プロジェクト管理・デザインを学ぶ
社会変化とイノベーション
社会の変化としてAIトランスフォーメーション(AX)、フロンティアAIの影響、信頼性のある自由なデータ流通(DFFT)が挙げられ、顧客価値ではモノ消費からコト消費・イミ消費・エシカル消費への変化が問われます。イノベーションの5類型はプロダクト・プロセス・マーケット・サプライチェーン・オーガナイゼーションの5つです。既存事業の「知の深化」と新事業の「知の探索」を両立させる両利きの経営、普及の過程を利用者層で説明するイノベータ理論、検証の段階を表すPoC(概念実証)・PoV(価値実証)・PoB、必要最小限の機能で検証するMVPも押さえましょう。
チェンジマネジメント
変革を定着させるチェンジマネジメントには、個人・プロジェクト・組織の3つのレベルがあります。ADKARモデルは個人の変化を「Awareness(認識)→Desire(意欲)→Knowledge(知識)→Ability(能力)→Reinforcement(定着)」の段階で捉えます。変革を進めるためにはコミュニケーション計画・教育計画・移行計画を設計し、専門知識を集約するCoE(Center of Excellence)や学習する組織づくりが有効です。
経営戦略とデジタル戦略
経営戦略ではMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)、プロダクトポートフォリオマネジメント(PPM)、業界の競争要因を分析するファイブフォース分析、SWOT分析、経営資源を経済価値・希少性・模倣困難性・組織の4観点で評価するVRIO分析、バリューチェーン分析、ポーターの競争の基本戦略(コストリーダーシップ・差別化・集中)が範囲です。目標管理の手法としてバランススコアカードとOKRがあります。
デジタル戦略では、DX推進の責任者(CDO・CTO・CIOなど)、デジタルガバナンス・コード、DX推進指標、デジタルスキル標準(DSS)を押さえます。
情報システム戦略・調達・エンタープライズアーキテクチャ
システムの役割として、記録のためのSoR、顧客とのつながりのためのSoE、洞察を得るためのSoIを区別します。パッケージの標準機能に業務を合わせるFit to Standard、レガシーシステムのモダナイゼーションも範囲です。要件定義は業務要件・機能要件・非機能要件に分けて行います。調達では、情報収集のためのRFI、提案を依頼するRFP、見積を依頼するRFQを使い分けます。エンタープライズアーキテクチャはビジネス・データ・アプリケーション・テクノロジの4つのアーキテクチャで組織全体を整理する考え方で、TOGAFやザックマンフレームワークが代表例です。
ビジネスモデル・プロセス・マーケティング
分析手法として、外部環境を政治・経済・社会・技術の観点で捉えるPEST分析、市場を細分化して狙いを定めるSTP分析、顧客を最終購買日・頻度・金額で分類するRFM分析があります。ビジネスモデルはビジネスモデルキャンバスやリーンキャンバスで設計し、ネットワーク効果を持つプラットフォームビジネスも範囲です。業務改善ではBPM・BPR・BPO、改善の着眼点ECRSの原則(排除・結合・交換・簡素化)、ボトルネックに着目する制約条件理論(TOC)を押さえます。プロダクトではPRDやプロダクトマーケットフィット(PMF)、マーケティングでは4P・4C、LTV、A/Bテスト、SEO、ブランディングではブランドエクイティが出題範囲です。
サービスマネジメント・プロジェクトマネジメント・デザイン
サービスマネジメントでは、合意した水準のSLA、目標値のSLO、測定する指標のSLI、規格JIS Q 20000を区別します。インシデント管理はサービスを早く回復させること、問題管理は根本原因を取り除くことが目的です。変更は変更要求(RFC)で管理します。可用性ではMTBF・MTTR、継続性ではRTO(目標復旧時間)・RPO(目標復旧時点:どの時点のデータまで戻すか)・RLO(目標復旧レベル)を押さえます。
プロジェクトマネジメントではプロジェクト憲章、WBS、三点見積り、クリティカルパス法、資源を追加して期間を短縮するクラッシング、作業を並行させて短縮するファストトラッキング、EVM、チームの成長段階を示すタックマンモデルが範囲です。デザインでは人間中心設計(JIS Z 8530)、デザイン思考、カスタマージャーニーマップ、ジョブ理論(JTBD)、ユーザビリティ評価のSUSが出題されます。
- イノベーションの5類型:プロダクト・プロセス・マーケット・サプライチェーン・オーガナイゼーション
- ADKAR:認識→意欲→知識→能力→定着
- VRIO:経済価値・希少性・模倣困難性・組織
- SoR=記録、SoE=顧客とのつながり、SoI=洞察
- RFI=情報提供依頼、RFP=提案依頼、RFQ=見積依頼
- ECRS:排除・結合・交換・簡素化
- SLA=合意、SLO=目標値、SLI=指標/RPO=どの時点のデータまで戻すか